◆もよもよ映画と演劇雑記◆

映画や演劇など、みたもの、気になるものをつらつら

『たかが世界の終わり』

グザヴィエ・ドラン監督『たかが世界の終わり』も観てきました(^^)
新宿武蔵野館です~新しくなってから初めて行きました!
エレベーター降りてすぐに券売機があって、クレジットカードも使える…!ただ暗証番号入力画面がぱーぱーの状態で(この擬音語で伝わるのか)入力しないといけないのでちょっと不安でした\(^o^)/手元でこそこそやりたい!
レイアウトとかは変わらないけど明るくなりたしたね~そして飛び込んでくる、エドワード・ヤン監督のクーリンチェ少年のチラシ!!絶対観に行きます…!

そんなこんなで『たかが世界の終わり』です。
ほんとにお恥ずかしい話なのですが、なぜだか武蔵野館で映画みると必ず一回はうつらうつらとしてしまい、、笑
核心部分を見逃していたらあれなんですが、画の美しさと映し出されている状況のどうしようもなさ、残酷な現実の対比が素晴らしく辛かったです。
「家」に縛られとらわれるのって、日本が特に闇が深いのかと浅ましくも勝手に思ってたのですが、海外(ざっくりいっちゃいましたが(>_<))はまた日本のそれとは別の意味で(日本だと「家制度」とか「母」とかそういうのですかね)「家族」って複雑なものなんだなと。

人間の感情とか認識とか想いとかって本当に複雑で何重にもレイヤーがあって、そんなことはわかってるはずだけどいざ自分以外の「他者」との関係の中ではそれを失念してしまうんだなーと、、それは自分自身に対してもそうなのかもしれませんが

いつまでこの調子でこの会話が続くんだと閉塞感というか、みてて辛い、ちょっと吐き気がする(笑)シーンが結構あって、でもそういうもんだよなぁと思って贅沢に第三者として眺めていました。

あと役者の表情を大きく、丁寧に撮っていてそれも見ごたえがありました。
ラストシーンもいとおしかったです。

『たかが世界の終わり』
http://gaga.ne.jp/sekainoowari-xdolan/